歯科向けレントゲン画像処理ソフトウェア 「オーラルアシスト」


標準価格 \158,000(税込)

        


  本製品「オーラルアシスト」は歯科医療の現場で日常的に撮影されるレントゲン画像の処理を行うソフトウェアです。とくにパノラマレントゲンの場合、 その撮影原理上、患者様の顎骨の形状や顔の向きによって必然的に画像に歪みが発生しますので、重要性の高い口腔内の長さ情報に関しては 信頼でできないものとなっております。




本ソフトウェアでは、レントゲン画像の長さ情報の信頼性を向上させるため、右写真のような撮影補助ツールを患者様に噛んでいただいた状態で、レントゲン撮影を行います。

このツールには直径5mmの金属球が左右に6個ずつ埋め込まれており、シリコン層で固定されていますので、患者様が金属球を誤飲するようなことはありません。


  ※当ツールは特許出願済みです。


上記ツールを使用してパノラマレントゲンを撮影すると、右のような画像が得られます。

本来は真円に写るはずの金属球の像が、部位によってさまざまな形状に歪んでいることがわかります。
したがって、この画像のままでは患者様の口腔内の長さ情報を得ることができません。

本ソフトウェアでは5mmの金属球で画像のキャリブレーションを行う機能を標準で備えていますので、長さを知りたい部位に最も近い位置にある金属球の像をクリックすると、自動的にその周囲を長方形で囲みます。

画像の状態によっては、球の輪郭を自動で検出しきれない場合もあります。

画像の表示倍率はマウスのホイールボタンを回転させることで柔軟に変更できますので、球の画像を拡大表示し、輪郭に長方形がちょうど合うように微調整を行います。

この操作により、この位置での画像上でのXY方向の5mm長が確定し、キャリブレーションが行われます。

キャリブレーション設定後、「ものさし挿入」を実行すると、右のようにものさしが挿入されます。

長さも表示されていますが、この長さは先ほどのキャリブレーションにより確定した5mmの長さを基準として計算されています。

ものさしはマウスや方向キーで簡単に移動や変形を行うことができますので、長さを知りたい部分にものさしを合わせます。

ものさしを変形させるとリアルタイムに長さの値も変化しますが、この際もXY方向それぞれにキャリブレーションを行い、計算した結果を表示していますので、信頼性の高い長さ情報を得ることができます。

長さ情報を得ることの重要性が高い用途として、インプラントの適用ができるかどうかを、ある程度簡易的に評価したいという先生方のご意見が多かったため、本ソフトウェアでは代表的なメーカーのインプラント情報を登録することができるようになっています。

インプラントのメーカー、型番などをクリックすることにより、インプラントイメージを簡単に挿入することができます。

このイメージもキャリブレーションを行い変形表示していますので、簡易的な評価ができるようになっています。

※この方法による評価はあくまでも目安としてのもので、
 患者様にインプラントが適用できるかどうかを保証する
 ものではありません。

既にものさしを挿入している位置にインプラントイメージを重ねる場合、リンクボタンをクリックするだけで自動的に調整されます。

金属球の像が位置によって異なる歪み方をしていることからわかる通り、複数の位置の長さ情報を得たい場合には、それぞれの位置に近い金属球像でキャリブレーションを行う必要があります。

本ソフトウェアでは、金属球像とものさしおよびインプラントイメージの組み合わせにロックをかけることができますので、これによって複数の部位のキャリブレーションを同時に行うことができます。